真・三國無双3Empires【実機ムービーのクオリティが高い】まず、最初の決起ムービーだけで4種類あります。他のムービーも雰囲気がよくて、なんと言うか、3の天気(空と空気の色)の表現がすごく好きなんです。全体的に鮮やかで澄んだ感じがします。
勢力拡大ムービーでは初期メンバーの他にも無双武将とモブ将が出てきたりで(張角軍では魏延が出ていました)心憎い演出があったりします。
【拠点のやり取りがかなり燃える】これは本当に人によると思います。3パが苦手だと言う方は確実にこの部分が一番のネックになっていると思いますが、好きな人間に言わせて頂くとすごく燃えます。3パには拠点兵長と言う概念はなく、雑兵一人に5分近く振り回される事もあります
がそれがいい。散り散りになって逃げ惑う雑兵を相手にするのは苦労かもしれません。でも拠点の旗色は超反応なので、味方の動きを見計らいつつ拠点を落とせば一気にこちらのペースに引き込めたりもします。
【MAPが鬼畜】変なMAPが多いです。自分は合肥にものすごく苦しめられて来ましたが、他にも交趾や永安、西涼などコンパクトで恐ろしいMAPが点在します。手抜きと言われていた(本当に何もない)西涼は特に拠点と拠点の距離が短く、拠点を奪ったと思ったらまた奪われる、味方の兵より先に敵の兵が来るので拠点を離れられない、と言う
最高にゾクゾクする展開になったりします。
南蛮などの広いMAPでもルートが分かれていたりで、どちらから攻めるか悩むことが多いです。兵站線をぶった切るかぶった切られるか、臨機応変に対応出来る人は本当に格好良く戦えると思います。へたくそでもへたくそなりに翻弄されるのがすごく楽しいです。
【戦場の天候が変わる】なんで無くなってしまったのか不思議なんですが、3パでは戦場毎に3種くらいの天候が設定されており、ランダムで変わります。綺麗な夕陽に照らされながらの戦、夜襲を思わせる闇夜の戦など、かなり燃えるポイントです。
個人的に一番好きなのは、少し霧が掛かっているような曇り空です。
【エディット武将のポニーテールが完璧】 冥龍伴立志でも書きましたが、3パエディのポニーテールがすごく好きです。桃太郎ヘアーと言うんでしょうか、とにかく前髪から長さまで完璧です。
MVPです。most valuable ponytailです。
【エディット武将の待遇がいい】まず、ちゃんとしたバストアップ画が用意されています。モデル選択範囲が狭いからこそだと思うんですが、ちゃんと髪型・色・鎧も作られています。おまけにビジュアルデータベースでも見ることが出来ます。ボイス一覧・
パンツぐるぐるモード完備です。
【一騎討ち】張角軍で改めてやってみて、やっぱり楽しいなと感じました。誰にも邪魔されずに、自分の力ですべてが決まる。困ったら場外弓矢。
この一戦で敵を捕縛出来るのは再出撃数の定義がない3パにはすごくありがたい事ですし、武将紹介ムービーにも展開的にも燃えます。
ただ、捕縛しても登用画面までついてきてくれる武将がランダムなのはやっぱり寂しかったです。登用策もこちらからは選択出来ないので、特定の武将を狙い討つ時は注意が必要です。 (;∀;)
【初期武将がランダム】完全に好きなメンバーで始めるのは、演義モード以外では難しいです。でも、それだからこそ初期メンバーに愛着が湧きます。今まで気にもしなかった武将にも思い入れが強くなったりします。
自分が孫策で始めると高確率で小喬がついてくるんですが、こう言う場合にも「おまえら…そうだったのか」とほくそ笑むことが出来ますし、「名族で始めたら郭嘉がついてきた。これは曹操の罠に違いない…」と想像しつつも結局最後は曹操を取り込んで仲良しハートフル物語にすることも可能です。大切なのは妄想力です。
【アイテムを民が作ってくれる】3パでは各地方の産物を、決まった周期で民たちが勝手に作ってくれます。なので序盤の戦闘でもある程度のアイテムは装備できます。しかも無料です。なので民の存在がものすごくありがたいです。善政の甲斐があります。鍛冶も産物扱いなので、その地方を奪われれば武器のレベルは下がります。4パでは最初に武器をシコシコ育ててしまえば後は安心して戦えますが、3パにはその安心がありません。
(だがやっぱりそれがいい)とにかく、“ああ、ここには刀鍛冶がいて、象牧場があるんだな!”感がものすごく良いです。
【みんなの中の俺プレイ】3パでは味方に指示は出せません。本陣で待ってろとか、あそこを攻めてくれとか、痒い所に味方を引き込むことは出来ません。でも、味方は味方で頑張ってくれるので、味方の行動パターン(突撃タイプや支援タイプがいます)を把握すれば3パでも立派な軍師プレイが出来ます。
ですが、この行動パターン、自分はまとめサイトさんを見るまでまったく知りませんでした。ゲーム中でも特に説明はありません。このくらいはパラメータとして表示されてもよかったかなと思います。
【同盟国救済(共闘)後のお礼】バイト代支払いの時、ちゃんと声を出してお礼を言ってくれます。
やっぱり好きな武将にお礼を言ってもらえるのは誰だって嬉しいと思います。また守ってやろうと思えます。だからいつも貂蝉を守ってしまいます。と言いつつも拠点兵長の台詞しか思い出せません。
【2のモデルを使える】3のモフモフした張遼もいいですが、やっぱり2の張遼もいい。あと劉備の変な帽子もいい。何より甄姫のモデル6が好きです。無双シリーズが好きな人間には、こう言う特典はやはり嬉しいです。
【ギャグに走った実機エンディング】3のエンディングは勢力別で、実機エンディングも使用したキャラが特別目立つ仕様ではありませんでした。なので初めて見た3パのエンディングは本当に衝撃的でした。そして何よりエンディングテーマがエバッフリー!!
真・三國無双4Empires【指示が出来る】やっぱりこれはおいしいです。関羽と呂布にサンドイッチされた時、目を離していた隙に本陣を襲われてしまった時、指示をすれば(よほどのことがない限り)急行してくれます。幾分、指示に対する反応が鈍い時もありますが、貂蝉プレイ時に呂布に援護命令を出しストーカープレイ、劉禅プレイ時に劉備にお守をさせお父さんは心配性プレイなど、そっちの方面でも楽しめます。このシステムでは『委任』があるのもかなりでっかいポイントだと思います。
【好きなパーティで始められる】これがモロに出たのが貂蝉軍でした。今までは叶わなかった趣味丸出しパーティが、4パでは好きなように組めます。国も何も関係はありません。張角を君主にし曹操・孫堅を従える洗脳プレイも良し。4猛将伝で作成したエディット武将と仕官武将で国を立ち上げるのも良し。祝融・甄姫・月英の三人でおそ朝っぽく人妻珍道中をするのも良しです。
【BGMが選択できる】これは大切な戦いだ。そんな時、ARENAをかけたくなるのが人間です。「ああ、一人でお留守番してるのに敵が攻めてきたアッー!!」危機一髪や、EVEをかけたくなるのが人間です。3パでは今まで散々我々を苦しめてきた敵軍(しかも呂布がいる)との対決の時に行軍が流れたりして
「いや、呂布いるから!呂布がいるから!」と脳内で呂布のテーマを再生したりもしていましたが、これのお蔭でその苦労もなくなりました。使用できるBGMは今までのシリーズを網羅しています。本当にBGMは大切だと感動しました。
【兵力の減りが激しい】4パでは回復の度に兵力がガッと減ります。久しぶりに冥龍伴軍を始めて改めて思いましたが、やっぱりこのくらい減った方が面白いです。敵を生殺ししての捕縛もやり易いですし、何より緊迫感があります。だって、肉まんです。そりゃあ、たくさんの…
【処断できる】何度も国を取られたことがありますか?何度も大切なお気に入り武将を奪われたことがありますか?八つ当たりと言われてもいいんです。何度もうちの軍を苦しめた
潘璋武将が平気な顔して自国に戻っていくのがアタシ許せなかった…ッ!!
もちろん、自分も三国志が好きなのでほとんどの武将を愛しています。斬るのは惜しいし申し訳ない気持ちもあります。でも、処断することによって敵軍の兵力を大幅に削ることが出来たり、それによって戦乱の世知辛さを感じて身体を火照らせることも出来ます。ただやっぱり貂蝉は斬れません。
【アイテム製造は少し蛇足な感じになってしまった】これはちょっと気になった事なんですが、3パが民工場フル稼働しているのに対して、こちらは完全注文製です。自ら作らなければクリアするまでずっとノー装備ノードーピングだったりする事もあります。やっぱり、せっかくの地方名産品があるのなら、その地を治めている見返りとしてでもちょっと分けて欲しかったです。善政していると、年末にちょっと分けに来てくれるとか。
【使用策を忘れやすいので戦闘画面に表示を…】これもちょっとしたわがままです。セッティングした策を、ロード画面(あの戦地の名前が波打っている画面)を見ていると、
忘れます。なので、マップの下辺りにでも薄っすら表示して欲しかったな!!
なんて!!!!これは完全にこちらのアレなんですが
【エディットパーツの豊富さ】4猛将伝で初めてエディット武将を作った時、本当に感動しました。多分一人か二人くらいは趣味ドンピシャな武将が作れると思います。しかし、これだけパーツが揃っていると気になるのが声です。あと二種類くらいは揃えて欲しかったです。活発声にもうちょっとドス利かせた感じとか。
【3のモデルが使える】また孫尚香の短パンが拝める。
これだけで4000円の価値があると我は思う。
【2人協力モード&フリーモード】今までも最強武器やレアアイテムなんかは人の協力なくしてはGET出来なかったので、もちろん今回も一緒にプレイ出来て嬉しかったです。
でも色々とシステムがややこしくなっているので、予めこちら側できちんと話し合いをしなければ足の引っ張り合いになります。
フリーモードも、練習や争覇モードでは叶わなかったメンツでの戦闘が出来たりと、美味しいです。でも策が使えないのは残念です。
【実機エンディングはやっぱり良い】3パと比べるとちょっと大人しくなりましたが、やっぱり良いです。KOEIの宝です。OROCHI、無双5、そしてOROCHI再臨と、最後まで実機OPの復活を諦めなかった自分は未だにこの実機エンディングで遊んでいます。長い間一緒に戦った武将たちがまったりと過ごしている様はいいですね。エディット武将どっか行っちゃってるけど!!
そんな4Empiresは7月10日にお得なベスト版が出ます。これだけ遊べて2,480円、2,480円です。遊びすぎてボロボロなので自分も買う予定です。
戦国無双2Empires 【実機ムービーが少し物足りない】初っ端から残念ポイントで申し訳ないんですが、やっぱり三國から来た人間はまずこれを感じると思います。戦闘前の「おー!」ムービーがありません。三國で言う天下三分に当たると思う上洛イベントも台詞だけです。でも綺麗ムービーのクオリティは本当に素晴らしいです。
【豊富な会話イベント】そんな感じで、実機ムービーが無い代わりに戦パでは武将がよく喋ります。夫婦や師弟、モブとの絡みなどもあったり、史実の出来事を元にした会話イベントもあって、氏照は萌えます。
お茶会なども大きく分ければ会話イベントの一つだと思うんですが、無双武将の
変な意外な一面が覗けたりして面白いです。兼続の存在感は異常です
【寝返りミッションは燃える】国の政治や待遇に少しの不満を抱えた武将が、生き生きとした敵軍に心惹かれてしまう。いけないと分かっていても、拙者は……!と、突然始まる寝返りミッションですが、かなり燃えます。4パでは策を使って敵将を寝返らせることも出来ましたが(今回もあります)、やっぱり意外な武将が自ら名乗り出てくると凄く燃えるんですよ。長政軍との最終決戦で市が寝返って来た時は茎わかめ落としました。
小次郎軍ではなかなかどうしてアレですが、難易度普通なら結構成功します。ミッションをこなしておいて「裏切り者は氏ね!」と首を斬る外道プレイもありです。逆に寝返られる事もあります。
【捕縛台詞が食い込む…ッ!】いやあ…やっぱりこれですよ。初めての捕縛は明智光秀だったんですが、何のゲームが始まるのかと思いました。
先日も命を掛けたばかりですが稲姫の捕縛台詞は……これで貂蝉や名族、月英にも捕縛台詞があったらと思うと、きっともう出ないだろうなと言う気持ちもありなんだかお葬式気分になります。
【連携奥義が最高に燃える】弟との激・無双乱舞でも燃える事が出来る自分にとって、このシステムは夢のようなものです。家康と半蔵、忠勝が繋がって一発逆転の超必殺を繰り出す。信長・濃姫・蘭丸で超本能寺。これは本当に本当に最高にエベレスト級に燃えます。
三國でもあったらなぁ!!と騒いでいたらOROCHI再臨で夢が叶いました。合体技だけで飯食えます。ありがとう、KOEIさん。
【陣形プレイで戦況を一気に動かせる】陣形は最初はとにかくややこしい印象があって、ピコ麿さんを見ていてもまったく理解出来ずに、『ああ、これは上級者向けのゲームなんだな…』と思っていました。でも、いざやってみると面白い。戦況がコロコロ変わって落ち着きませんが、それと同時にこちらも一発逆転を狙えたり、その秘策を無常に潰されたり、結局イーブンに落ち着いたりと、とにかくたこ焼きにとってのかつお節くらいの大きな風味立てになっています。
ただ、落ち着いて無双がしたい。と思っている方にはこれはちょっと邪魔かもしれません。でも、個人的には本当に面白いです。しかし、陣形を気にしていると
高確率で策を忘れます。【エディットカスタマイズは控えめ】戦パの評価で一番足を引っ張っているのはこれだと思います。自分は2の前に戦パを買ってしまったので気付かなかったんですが、エディット武将が護衛武将の使いまわしでした。こちらが選べるのはモデルタイプと色、声、武器だけです。その武器も特殊すぎるもの(魔太郎やお市など)は選択できません。
でも、家紋や特殊技、奥義文字を選べたりと、こう言う地味なところにドキドキする人間にはたまりません。あと、ナイスポニーテールです。
【無印のモデルは使えない】ちなみに戦パでは無印のモデルは使えません。モデルチェンジはカラーチェンジ一種のみで、スカートの長いお市とか黒髪の長政様とか瑞々しい阿国さんは叶いませんでした。でもそこら辺はOROCHI再臨があるのでおkです。
【悪政に天罰が下るのが良い】今まではどんなに血税を搾り取ってもお墓を掘り起こしても、頼りない民が戦の中でちょっと勇気を出してみる程度でした。でも、今回は一揆が起こります。悲痛な顔で文句も言います(ずっと悲痛な顔です)。そしてエンディングでどんでん返しがあります。
【特殊台詞が少ない】これも残念だったんですが、三國に比べると身内武将に対する台詞が少ないです。お市で信長を援護した時に思いっきり他人行儀で礼を言われた時はちょっと泣きそうになりました。特殊対峙もなく、半蔵は家康を殿と呼ぶことも許されません。きっと捕縛台詞に金をかけ過ぎたんだと思います。
【エンディングはまったりとした年表】戦パのエンディングには実機ムービーがありません。やはり寂しかったですが、年表好きにはたまりません。天下統一を支えてくれた武将や、決してそうでもない武将がどうなったか教えてくれます。が、やっぱりちょっと物足りないです。挿絵はいいから全所属武将分の石高表なんかがあればよかったなあと思います。
自分の感想はこんな感じです。本当に、それぞれのシリーズに強烈な魅力があり、どれを買うべきか?と聞かれてもなんとも言いようが無いのが正直なところです。宝くじが当たったら、3パ4パ戦パにノクターンマニアクスもお付けして応募者全員大サービスをしてみたい、と言うくらいすべてがオススメです。
3パは全体的にあっさりしていて、アクションゲームとしての無双の色が一番強く、とっつき易いです。
4パは細々とした政策をこなすことでより『国を作ってる感』が強くなりました。戦パは連携奥義や陣形のお蔭で戦闘が奥深くなりました。
とにかく全部がオススメです。飽きても売らないでください。2,3年くらいしたら高確率でまたやりたくなります。回し者ではありませんが、Empiresは本当に面白いゲームだと思います。回し者では決してございませんが、もっと多くの方にEmpiresを楽しんで頂きたいと思っています。